2007年4月 2日 (月)

メロトロン 続き

桜シリーズ その5
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この日は今にも降り出しそうな空模様。
桜はほぼ満開。
今年は気温が高いので、満開になる前に葉っぱが出ているような気がする
明日まで 桜 持つかなぁ.......

今日の配達は楽しかった。桜が咲いている木の下を通るたびに、花びらが雪のように舞っていた。散り始めの桜がいちばん美しい。

さて、メロトロンの話だが、この楽器の音をはじめて聞いたのは、レッドツェッペリンの『天国への階段』で使われているリコーダーの音と記憶する。そのころは、この楽器の存在を知らないがために、誰がこのリコーダー吹いているんだろうと馬鹿なことを考えていた。(中坊の考えることだよね。実際、ロパート・プラントがブルースハープではなく、リコーダー咥えてたらキャグだよ。)この部分がメロトロンで演奏されていることはかなり後になってから知ることになる。

こんなお馬鹿な中坊も高校生になったら、音楽雑誌の影響もあり、いろいろ知識が増えていく、高校のころのお気に入りはプログレッシブロック。特に好きだったのは、ELP(エマーソン、レイク アンド パーマー)だった。話はややこしいのだが、ELPの超絶テクニシャンのキーボーディストのキース・エマーソンはあまりメロトロンは使わない(彼はもっぱらハモンドオルガンのC3といったところでしょう。)ので直接は関係ないのだが、ELPを入り口として、プログレッシブロック(以後プログレと省略)にどっぷりはまってしまった。

プログレに関しては、後日ゆっくり話を書きたいと思う。僕も、ご多分に漏れず、プログレの大御所連中の洗礼を受ける。イエス、キングクリムゾン、UK、タンジェリンドリーム、ピンクフロイド(こいつはサイケデリックロックだもん ちょっと違う)等々。70年代の古いプログレを体験し、ちょうどリアルタイムで流行したエイジアと新生イエス(元バグルスのトレバー・ホーンがプロデュースしたのロンリーハートは大ヒットしたよね。)に衝撃をうけ、日々、プログレ三昧であった。

そして、最終的に落ち着いたのが、『ジェネシス』。このバンド、世界的にはかなり有名なのだが、日本での人気はいまいち。上記プログレ集団のような超絶的なテクニックを披露するメンバーが誰もいないからと分析する。(イエスのスティーブ・ハウやリック・ウエイクマン、キングクリムゾンやイエスに在籍したビル・ブラフォード、ELPのカール・パーマーなど何じゃこりゃという人は誰もいません。)

僕も当時愛読していた「ロッキンF」のアルバム紹介のところで、一押しのアルバムと評価されている「幻惑のブロードウエイ( The lamb lies down on the broadway )」を手にする。最初に聞いたときの印象が「なんかちょっと違う。プログレじゃないこれ。ボーカルのピーターガブリエルの声も低く、ロックぽくない。あんまし面白くないなぁ。」ってとこだった。

しかし、何度も聞いていくと、結構かっこいい曲もある。ところどころに聞かせどころもあり、特にサイドCの「娼婦ラミア」は大のお気に入りとなる。ここでやっとメロトロンの登場となる。このアルバムの随所にメロトロンが使われているのだが、特にかっこよく使われているのが、「娼婦ラミア」のストリングスパートだろう。実際の弦の音と比べて、明らかにノイズの混ざった弦の音が、曲の雰囲気の妖艶さに拍車をかけているように感じる。

さらに、この後に続く間奏曲「サイレント ソロ エンプティー ボート」では、コーラスのメロトロンが使用されている。こっちのほうが、よりメロトロンの特徴をよく伝えているのではないかと感じる。このアルバムがどれくらいお気に入りであるかは、アナログ版で2枚、CDで1枚購入しているという事実でわかっていただけると思う。(同じものを、3回購入したのは、後にも先にもこのアルバムだけです。)

他に、メロトロンを使った楽曲で有名なところは?と聞かれれば、キンググリムゾンの「エピタフ」やレッドツェッペリンの「レインソング」くらいしか思い浮かばない。結構存在感のあったメロトロンだけれども、意外と自分自身どこで使われていたのかは、じっくり考えないと思い出せないようである。

とにかく、メロトロンは郷愁を感じさせる音色なのだ。

(まとまり悪りーな 今回は。) 

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2007年4月 1日 (日)

メロトロン

桜シリーズ その4
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満開に近いですね。
今日は風が強いので、花びらが少し舞っています。
お休みには花見がしたいなぁ。

「メロトロン」って知ってますか。これを知っている人は、たぶん、プログレッシブロックという言葉も知っていると思います。両方とも、半分死語でしょうね。

 メロトロントは簡単に説明すると、キーボードの一種で、他の楽器の音を録音して、それを再生することで演奏するいわば、サンプラーの前身みたいな楽器です。この頃のシンセサイザーはまだアナログで、スパゲッティ(富田勲さんを思い出しましょう)状態で配線して音を出していた頃ですから、他の楽器のエミュレートなど夢のまた夢の時代でした。

 そんな中、何とかストリングス(弦楽器)やコーラスの音を手軽に使うことはできないかと考案されたのがメロトロンです。こいつの仕組みはとても簡単。それぞれのキーに合わせた音を録音したテープをキーボードの鍵盤の数だけ用意し、鍵盤を押すと録音された音が流れるようにしているだけです。(発音時間は8秒間 短いといえば短いですね。)今考えれば、ほんとにお馬鹿な楽器なのですが、これが発売された当初は、合唱団やオーケストラの組合から「仕事がなくなるぞ! こんなもん売るな!」と大クレームだったそうです。

 ポータブルMDプレーヤーやiPotなどのデジタルオーディオが全盛の今日では、テープの音などヒスノイズが多くてとても聞けた物ではありませんが、アナログオーディオしかなかった時代では、SN比(サウンド/ノイズ比 こんな言葉も死語になっていますが…..)があまりよくないテープの音ですら、楽団員の人にとっては、自分たちの仕事が奪われると危惧したようです。

 実際にメロトロンの音を聞いてみると、現在の基準から考えるまでもなくSN比は最悪です。オーケストラの団員さんが心配は全くの杞憂。メロトロンの出始めの頃は、いろいろと問題があり(電圧が安定していないと、テープを回すモーターの速度が一定にならず、音程が狂う問題が発生)、楽団員さんの仕事が奪われることはもちろんありませんでした。

 今では、全く同じ音を出せるサンプラーですら、そんなクレームは出ません。デジタルで出す音など、本当の楽器から出る生音に勝てるわけがないというのが、現在の考え方です。(サンプラーは、デジタルで録音しているので、論理的には全く同じ音が出ているはずですが、人間の耳はデジタル処理で削られてしまったノイズをも聞き分けているらしいのです。)

つづく

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2007年2月 4日 (日)

逃さなかった魚 後編

今日は昨日に比べて暖かい。空を見ると雲が多い。雲が多いと、月の光も柔らかくなる。今日は立春。昨日の節分のマメが、マンションの廊下に落ちている。季節を感じるワンシーン。マメ食うの忘れたなぁ。

昨日に引き続き、Martinのお話。昨日の記事の画像は、デジカメのバッテリーがだめになって、急遽、携帯のカメラで撮ったから、あまりいい画像ではありません。今日、新たに取り直したので、入れ替えています。よかったら、チェックしてください。(『ゆらゆら』の画像もアップしたよ。)

Martin D-28 '79  Serial #426249 

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今から10年くらい前の話。

たまたま立ち寄った質屋での出来事。質屋というところは、とても面白い。カメラ、パソコン、電化製品、時計、貴金属色々な物が展示されており、見ていて飽きない。その中でも飽きないのが楽器である。意外と質屋に並べられている楽器は、ちゃんとした物が多い。(新品で売られている物はバッタ物(バッタ物って知ってる?倒産した会社の商品だよ。))

僕はなにげに立ち寄った質屋で目を疑うような物を見つけた。

『マーチン D-28  69,800円』

値札には確かにそう書いてある。僕はしばらくじっと見ていた。そして、店員に断ってから、そのギターを手にとって色々調べてみた。

ちなみに、Martin D-28の中古での相場は15万を下ることはまず無い。よほど程度が悪い物ならば、あり得るが、だいたい198,000円がほとんどの中古の店頭価格である。

初めは偽物じゃないかと思った。しかし、そのギターを手に取った瞬間、本物かもしれないという気持ちになった。とにかくそのギターは軽かった。自分の持っているガキの頃に買ったモーリスと比べると、とてつもなく軽く感じた。(実際はそんなに軽くはないのだけれど。)

色々とホールの中をのぞき込んだり、傷がないか調べてみたり、観察する。

ネックをくっつけている処にD-28 とシリアルナンバーの刻印が押されている。(本物か?)ホールの中にはMartinの刻印もある。(本物かもしれない?)

このMartinが本物であるとしたら、とてつもなく安い。なぜなんだろう。

店員がほしそうに眺めている僕に、『そのギターはピックガードがはがれ、ちょっと板が割れているところがありますよ。』とアドバイスしてくれた。確かに、黒いピックガードがはがれかけており、そのためにトップ材にクラックが入っている。

『それで安いのかなぁ。』そのころ、アコギには詳しくなかった僕はそう考えた。

あまりにも安いために、偽物かもしれないという疑いがつきまとう。初めて見たときは、そのまま、そのギターをおいて、とりあえず質屋を後にした。

家に帰っても、あのMartinが気になる。とにかく、あのクラックは大丈夫か。音には影響しないか。それだけでも専門家の意見を聞こう、とギターリペアショップに電話をかける。ショップの技術者は意外と丁寧に答えてくれた。

『音には問題ありません。しかし、そのままにしておくとよくないので、リペアした方がいいかもしれませんね。』という返事。音には問題ないのかという事を思い浮かべているとき、その技術者は『70年代後半のMartinはそういう現象が必ず起きますよ。』といった。

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ちょっと待て、ということは、あの質屋にあったMartinは本物と言うことか?

買おうか、どうしようか。一晩考えて、結局購入することで意志が固まる。翌日の開店が待ち遠しい。昨日、売れていないか。やきもき心配する。

次の日、その質屋に行ったが、そのギターは売れずにまだ展示していた。郊外の質屋だったことが幸いしたのだろう。展示して1週間くらい経っているのに、まだ売れていなかった。

僕は開店と同時にそのギターをつかみ、レジに持って行った。

この話だけでは、何のドラマでもないのだけれど、この話には後日談がある。

1週間くらい後に、その質屋から電話があった。先日買っていただいたギターについてお話があるということらしい。何か問題でも?と思ったが、忙しいので会社に来いと言って、電話を切った。

会社には、その質屋の店長風の男性がやってきた。彼の話では、売ってはいけないギターを売ったので、返してほしいとのこと。僕はすぐにぴんと来た。『値段をつけ間違ったのだ。』

店長には、『お金を払ったのだから、あれば僕の物です。返すつもりはありません。』ときっぱり断った。確かに、法律的には売ったのだから盗品でない限りは所有権は僕にある。がっくりと肩を落として帰る店長(上役に怒られるんだろうなぁ)。最後に、そのギターの写真が必要なので、撮らしてもらえませんかとの申し出。近日中にお店に持って行くと約束した。

やっぱり本物だったんだ!と僕はそのとき確信した。

とても信じられない価格で、僕はMartinを手に入れた。それも、スタンダード中のスタンダードのD-28をである。神様は真面目に生きてくる人には、何かしらプレゼントをあたえるのだなぁとそのとき思った。

こんな名器を所有しているのだけど、最近はあんまし弾く時間がない。でも、弾かなくても手にとって眺めたりするだけでも満足できる、Martinとはそんなギターだ。

おまけ

この僕の宝物を、彼女は階段から突き落とした。(けんかして腹いせにしたのではないよ。単なる不可抗力。)ギターケースごと落としたので、中身は事なきを得た。そのとき、ギターケースには傷が入った。

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 おわり

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2007年2月 3日 (土)

逃さなかった魚 前編

今日の月の光は暴力的だ。痛い。古来、月の光は人を狂わせると思われてきた。気がふれている人(奇人・変人)のことを、Lunaticと呼ぶのは、もちろん、月をさすLunaから来ていることは言うまでもない。今宵、最後まで気がふれることなく、配達が終わればいいが。(不配はごめんだよ。)

今日のお話は、ずーっと引っ張り続けていること。『逃した魚シリーズ』の完結編です。では、逃さなかった魚はいるのだろうか?

Martin D-28 '79  Serial #426249 

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言わずとしれたすべてのフォークギターのリファレンスとなった名器D-28です。このギターを入手した経緯がとてもドラマティックなので、2回シリーズでお話しします。

まずは、D-28の基礎知識から。

D-28はMartinを代表するギターといっても過言ではないくらい、愛好者が多いギターである。上位器種にD-45があるが、このD-28をアバロン貝のインレイで装飾した物という位置づけであり、基本的には同じ物である。(昔は同じだったらしいが、最近はD-45 のほうが、明らかによい素材を使って作られている。)

ガキの頃、ニューミュージックブームがあり、D-28を片手に弾き語りをするミュージシャンがよくいた。その頃はギターに関する知識が皆無だったため、その辺の楽器屋に飾ってある1万円くらいのフォークギターとの違いがわからず、『えらく安物のギターを使っているなぁ。フォークのミュージシャンって貧乏なのかなぁ。』と子供ながら馬鹿なことを想像していた。実際、ギブソンのダブやハミングバードなどと比べれば、明らかにD-28は外観がおとなしめである。

中学生になって、音楽雑誌(名前は忘れたが、当時は南こうせつさんや風、イルカさんなどに代表されるキングレコード・パンナムセクションのアーチストやチューリップ、アリス、オフコースなどを取り上げていたように思う。)を買うようになり、そのギターが35万円もする物だと知って、とても驚いたことを思い出す。

それから、Martinはあこがれの対象となった。いつかは手に入れたいと子供心に思った。実際は、中学3年生からロックに傾倒し、高校生になったときにエレクトリックギター(前述のFender Stratcaster)を購入することになるのだが、それでも、Martinは憧れだった。

では、そのD-28の仕様について

トップ材はもちろんスプルース。所有している79年製のD-28は普通のスプルースである。しかし、最近の物と比べ、柾目が詰まっており、柾目に対して垂直に入る筋(僕は『ゆらゆら』と呼んでいる。)が明らかにたくさんある。最近では、D-45でないとこの筋が入っているスプルースは使っていないようだ。

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ゆらゆら

 

 

 

 

 

 

バック材はインデアンローズウッド。これは、このスタイル(ドレッドノートといいます。)のギターの定番である。60年代のD-28はハカランダといわれる超高級木材が使用されているのだが、70年代のもののほとんどがインデアンローズウッドである。

ペグ(糸巻きのこと)はシャラー製。ジミーペイジ師匠が所有するD-28は確か75年製である。ちょっとしか時代が違わないのだが、70年代前半の物は、グローバー製のペグを使っている。個人的にはこっちの方が、つまみの部分が丸くてかわいい。

ブリッジや指板はエボニー(黒檀)が使われている。最近のD-28はストライプドエボニー(縞黒檀 80年代後半から、D-28の指板はたてに筋が入っている。)が使われている。明らかに廉価版になっている。きちんとしたエボニーが使われいるのはD-45や41といった上位器種だけになったようだ。

では、明日は、このD-28を入手した経緯についてのお話である。お楽しみに。

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2007年1月28日 (日)

ホロヴィッツのスタンウェイ 続編

雨が降らない。降っているようで降っていない。ほとんど、配達で合羽を着ない。これも異常気象か?地球はあと10年で滅ぶとまことしやかに、見出しを打っているうさんくさい本もあるが、あながち、外れてないのかもしれない・・・

1月22日はココログのメンテナンスにあたり、記事がアップできなかった。その日は、20世紀を代表するピアニストの一人、ウラジミール ホロヴィッツのスタンウェイ(ピアノメーカーです)を見に行った日である。そのことについては、とても感動したので、やはり記事として残しておきたい。

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そのピアノはショールームの落とした照明に中で、ひっそりとたたずんでおり、同じ部屋にあるピアノとは違う風格を漂わせ、奏者を待っていた。

かつて、巨匠ホロヴィッツが愛用し、世界各地を旅した43年製のニューヨークスタンウエイ。亡くした主人を待つ忠犬のように、ショールームの片隅にうずくまっているように見えた。

つや消しのサイドパネルに彫られた『STEINWAY & SONS』の文字と、Sをかたどった竪琴のトレードマーク。かすれているのが時の流れを感じさせる。

ピアニストの卵がいすに腰を下ろす。目を閉じ、巨匠の遺品に敬意をはらう。そして、演奏が始まった。

Chopin  Nocturne #20 In C# Minor Op. Posth

そのピアノから流れた初めの一音を聞いて、鳥肌が立った。明らかに国産のピアノとは違う。柔らかく、深みのある音。それがフランネルの布に包まれているようにショールームの中を響き渡る。奏者もそれに気づいたようだ。指使いにより、ダークな音、ライトな音、クリアーな音、デットな音、音の変化を楽しみながら演奏している。

このノクターンは、ホロヴィッツを偲ぶにはちょうどいい。『長い年月を経て、古い友人を訪ねた老人は、友人がすでに他界し、この世にいないことを知る。そのことに大きく驚きもせず、友人と過ごした懐かしい日々を思い出す。寂しさがこみ上げてくる中、また、いつもの生活に戻る老人。』そういったイメージの曲だ。

「Lento con gran espressione」

ピアノは、未熟な奏者の技術を補うように、表情豊かな音を創り出していく。

曲はベートーヴェンのピアノソナタへ続き、予定ではバッハのイタリア協奏曲で終わるつもりだったかが、あまりにも、ショパンの夜想曲がぴったりだったため、もう一度演奏してくれるように、リクエストする。

あっという間の演奏会だった。我々が訪ねてきたときと同じように、ピアノは次の奏者が来るまで、また沈黙を保つ。

ピアニストの卵は自分の中に何かをつかんだように、満足げな表情を浮かべて、名残惜しそうにピアノを撫でた。

そして、われわれはショールームをあとにした。

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2007年1月26日 (金)

逃した小物のとはどんなの?

逃した小物の画像をアップします。

どんなギターなんでしょうね。ギターに詳しくない人は、ココを参考にしてください。

① B.C.Rich Eagle guitar オリジナル物です。

② B.C.Rich mockingbird guitar メイプルボディできれい。復刻版は韓国製です。

③ B.C.Rich Bich guitar これは当時65万円 ため息・・・・

④ DanElectro Shorthorn guitar  Doubleneckはこっちです。

⑤ DanElectro Longhorn guitar ラメの塗装がカッコイイです。

⑥ DanElectro Longhorn bass オレンジのぼかしです。オレンジバースト?

⑦ Martin OO-45 ヘキサゴンインレイがきれい。

⑧ Martin OO0-28  ハカランダサイドバックですごい!

⑨ Martin OO0-16  こいつだ!謎のギターは! 符号が一致するぞ!

こんなとこですね。B.C.Richはため息が出ます。これはほしいなぁ。

B.C.Richについてもっと知りたい人は ここ です。ずーっと眺めていても飽きません。

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2007年1月25日 (木)

逃した魚はあまり大きくない? その③

その③ Martin OOO-16 (特別仕様?最近のもの) 

楽器を物色するのは楽器店だけではない。質屋も楽器を物色するには結構面白い場所である。最近見つけた大物は、MartinD-45Vの38万円、これは相場より少し安いぐらいなので、あんまり食指は動かない。

でも、田舎のふつうの質屋で無造作におかれていた。ハカランダやアディロンダックスプルース等の高級木材を使っているカスタムモデルならば、100万は下らない代物だけど、使っているのはインディアンローズウッドのレギュラーモデルだったので、ちょっとさわらせてもらって満足した。これは逃した小物ではない。

逃した小物は、Martin OOO-16である。フォークギターといえばほとんどがドレットノート(D)が主流であるが、マーチンにはO(?) OO(グランドコンサート 森山良子さんが「サトウキビ畑」を歌うときに持っているのが OO-45です。) OOO(オーディトリアム) OM(オーケストラ)という形のギターもある。ようは、ふつうの皆さんが目にするフォークギターより、ちょっと小さめのギターだ。ボディーサイズやスケールはoの数が少ないほど小さくなっている(同じ場合もある)。

OOO-はエリック クラプトンがアンプラグドでOOO-28を使用し、一躍有名になった。そのシグネイチャーモデルも発売され、いまでは楽器店でふつうに見られるので珍しくはなくなった。

さて、本題。本業の会社は大都市の街中にある。会社の休み時間に、たまたま前を通った質屋のウインドウに、見慣れないギターがつり下げられていた。それは、形がオーディトリアムでサイド・バックはマホガニーを使っており、塗装がポリッシュされていないスプルースだった。これだけではふつうのOOO-16なのだが、そのギターはちょっと変わっていた。指板のインレイがスノーフレーク(diamond & squares)だったのだ。

初め見たときは、ヴィンテージかと思ったが、手にとってシリアルを確認すると、6万台だったと記憶する。新しいものである。なぜこんなものがあるのか不思議だった。

早速値段を聞いてみると、75,000円という返事。そんなに安くはないが手頃である。取り置きはできないと店長。オーディトリアムでマホガニーのボディーのギターが1つほしかった。

Martinで、しかもちょっと変わっている。どうやら本物みたいだ。どうするか?買おうか?悩んだ末、1日考えることにした。結局、買う決心がつき、翌日店に行ってみると、もう売れてなかった。逃したことを、あまり惜しいとは思わないが、これも謎のギターである。

3回シリーズでお送りしました。逃した小物ですが、偶然出会った楽器は、その場で購入しないとだめですね。ちょっと躊躇するとすぐに他人にさらわれていく。恋愛も同じかな。(笑)

では、こんな逃した獲物が多い僕ですが、実は、取った獲物も有るのです。(昔つきあっていた彼女じゃないよ (笑))それはまたの機会にお話ししましょう。

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2007年1月24日 (水)

逃した魚はあまり大きくない? その②

その② DanElectro Longhorn Doubleneck (復刻版 韓国製)

DanElectroはビザールギターの草分け的存在。オリジナルは通販で販売されていたらしく、造りはあまりよくない。shorthornはジミーペイジ師匠がライブで使っているので、とても有名だが、longhornはあまり有名ではない。ベースならジャックブルース(エリッククラプトンがいたバンドのクリームのボス)が使い、有名だが、ギターはそれをメインに使っているアーチストをあまり見かけない。

このギターどこがかっこいいかというと、フレットが31まであることだ。論理ではマンドリンの領域まで音が出せる。(オクターブチューニングがいい加減だから、音程は期待できないでしょう。)使うことはないにしても、異様な雰囲気がとってもよい。60年代後半から70年代前半にかけてのサイケデリックブームの時には、とてももてはやされたのではないだろうか(ジャックブルースが使っているのはちょうどこの時期に当たる。)longhornは一度は手にしてみたいと思っているが、それほどほしいと思うギターではない。

ところで、ふつうでも異様な雰囲気のするlonghornだが、僕は、このlonghornの12弦・6弦のダブルネックを見たことがあるのだ。しかし、後日ネットで検索しても、そんなギターは一度もヒットしない。これこそ幻のギターである。もちろん、DanElectroだから、値段はたかだかしれている。ダブルネックであるにもかかわらず販売価格59,800円で店頭に飾られていた。

飾られていた楽器店も一流の処ではなく、近所のショッピングモールの中にある楽器店で、極々ふつうの場所だった。そのダブルネックも半年くらい店頭に展示されていたことを覚えている。あれから10年は経過しているが、未だに同じものを楽器店で見たことはない。(たぶん、売れなかったので製造中止になったのだろう。)これぞまさしく、幻のビザールギターではないだろうか。

どなたか、このギターに関する情報が有れば、コメントを入れていただきたい。

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2007年1月23日 (火)

逃した魚はあまり大きくない? その①

この前、逃した魚は大きかったけど、他にも、逃した小物の魚もいる。今日はその話。

その① B.C.Rich Eagle (Guitar '79 Originalmodel)

B.C.Rich Eagleは79年のかぐや姫の再結成ツアーの時に、伊勢正三さん(しょーやん)が使っていたギターである。当時中3だった僕は、このギターにとてもあこがれた。(実際に購入したのは、フェンダーストラトだったけど。)

アリアプロIIがフルコピーモデルを出していたが、それでも当時の価格で12万円くらいだったと記憶する。オリジナルモデルはオールハンドメイドらしく、その値段もギブソンレスポール並みの35万円だったと記憶する。とても、子供が買えるギターではなかった。

B.C.Richは今でこそ、アイアンバードやワーロックといったヘビメタ御用達のシェイプを持つギターを作っているが、昔は、高級ハンドメイドギターのイメージが強かった。パーツはグローバーのペグやディマジオのピックアップ、木材は高級なメイプルやハワイアンコアを用い、スルーネックを採用していた。とにかく高級感漂うギターなのである。

当時、他にB.C.Richを使用していた有名なアーティストも他にいた。いちばん目立っていたのは、桑名正博さん(知ってる?)B.C.RichのBitchの10弦モデルの4弦外して使っていた。これは過激なモデルである。他にはVOwVOwの山本恭二さんと人見元基さん。恭二さんがEagleで人見さんがmockingbirdだったと思う。人見さんはボーカルでしたが、ギターを持って歌ってました。歌唱力は日本人離れしていたなぁ。

B.C.Richはギターよりもベースを使用していたアーティストが多かった。ベーシストはあまり目立たないので、名前はほとんど覚えていないけど、ロックやフュージョンなどジャンルを問わず、よく見かけた。

で本題。B.C.Richの本物は結構楽器店になく、あまり見かけることがなかったのだが、大学生のとき、たまたま立ち寄った楽器屋でつり下げられていたのを目撃した。そのギターは、ブルーにリペイントされ、あの美しいメイプルのボディーが台無しだった。B.C.Richにカラードフィニッシュはないはずなので、前の持ち主がしたのだろうけれど、このギターは僕の美学に反する。購入の食指は動かなかった。念のために、店員に値段を聞いてみると30万円也。ほしいとも思わなかった。

今でもB.C.Richはあこがれのギターである。オークションなどで時たま出されるが、あまり表に出てこないギターのようだ。宝くじでも当たったら、コアボディーのmockingbirdあたりを物色しても良いかなぁという程度である。

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2007年1月 9日 (火)

ピアノの弾き方

うちのピアノは今年で3年目。年末に弦が立て続けに2本切れてしまった。

しょうがないので、調律をかねて弦を張り替えてもらう。調律師はピアノを探してくれた人。

この人はピアノにかけては超一流の職人。うちの30年前のピアノをきれいな音まで調律してくれた。初めて彼の工房でうちのピアノを見たとき、所々に傷が入っており(天板に大きな傷が入っていた。)、ピアノ独特の光沢は失われていた。キーをたたいても、所々に音がくもるところがある。こんなのしかないのか、予算的にはここが限度だからしょうがないなと、あまり大きな期待をせずに購入を決める。

しかし、自宅に納入されたとき、見違えるほどきれいになっていた。ピアノ光沢はもちろん、大きな傷はほとんど目立たないようになっていた。彼の話では、もっと、お金をかければ新品のようになりますよとのこと。彼は搬入されたうちのピアノを調律しながら、いい音がする、いい音がすると連発していた。

はじめは、単なる営業かなと思っていたが、実際、ピアノの音を自分で聞くと、それがあながち嘘ではないことがわかる。別の部屋でピアノの音を聞くと、本当にいい音がする。

その彼が久しぶりに我が家に来る。彼は調律をしながら、納入した時より音が良くなっているといった。ここで薀蓄の虫が動き始める。何でそんなことが起きるのか詳しく聞いてみる。

ピアノは弾き手が育てるものらしい。そのピアノを弾く人が、ピアノの音をどんどんよくしていくというのだ。それは弾き方によるものらしい。ピアノの一番いい音は、同じ場所を押さないと鳴らないらしい。ちょうとバットやラケットのスイートスポットのようなものなのだろうか?うちのピアノは、きちんと同じ場所を押さえて弾かれているらしく、ハンマーが正しく弦をたたくようにアクションにあたりが出ているというのだ。弾いている人が、きれいな音を出しているのがわかると彼が言う。

彼の話では、新品のグランドを納入しても、その後調律に行ったとき、どんな弾き方をしたらこんなにぼろぼろになるのだろうというピアノもあるらしい。下手な弾き方をすると、どんどん痛んでくるらしい。この状態が長く続くと、ピアノの音が戻らないこともあるという。こういったピアノを調律するときは悲しくなると彼は言う。

彼は、このピアノは30年を経過しているものなので、経年変化による劣化は致し方ないが、音が良くなっていることにとても驚いたと言った。ふつうは音は、色々なところが摩耗していくため、どんどん悪くなるらしいのだ。彼は、よほどピアノの音が良くなっていたことがうれしかったんだろう、ピアノの調律と共に、きれいに中まで掃除をしてくれた。(前回の調律ではそんなコトしなかったのに。)

今日は年の初めにいい調律をさせてもらったと、ニコニコして彼は帰って行った。やっぱり職人だ。

午後はベートーヴェンの17番のソナタが奏でられる。

『バトル』はどうなったの?

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